日中文化交流誌「和華」34号 特集「日本人写真家の見た中国」

深緑の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今年2月から、私が企画・監修・執筆を担当させていただいた雑誌特集号が、昨日ようやく入稿となりました。私の大先輩である7人の写真家さんたちのご理解とご協力のもとで、長年温めてきた一つの夢が今、実現しようとしています――8人の写真家たち(私を含む)の意思のある視点から1960年代以降の中国の姿をよみがえらせる85ページに及ぶグラビア特集「日本人写真家の見た中国」は、日中文化交流誌『和華』34号(7月発売)の誌面で発表されます。

表紙は写真家・齋藤康一さんが1990年代初頭の上海外灘で撮影された社交ダンスを楽しむ人々。齋藤さんのお話によると、経済特区に指定され、西洋のモダンカルチャーが一気に押し寄せてきたこの頃の上海はとてもエネルギッシュで、また新旧が入交じり実に魅力的な町だったとのこと。ちょっとレトロな雰囲気を愉しみながら、ぜひ雑誌『和華』の扉を開いてみてください。

今回の特集企画を全力で支持してくれた編集長の孫秀蓮さん、編集デスクの重松なほさん、デザイナーの鄭玄青さん、編集部の井上正順さんはじめ、これまで共に作業に励んでくださった「和華」編集部の皆様に心から感謝申し上げます!

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